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ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第9巻より

2017年(平成29年)2月26日 ベストグループ道央・道南見聞会 ③

父は「ボーイズビーアンビシャス。少年よ大志を抱け。晃弘、大きくなったら夢がなければいけない」「父ちゃん、夢って何?」「人類や社会の役に立つという夢だ。その夢はお金では買えない。人類や社会のために役に立ちたいという志が大きければ大きいほど、大きな人間を育てる。志が小さい人間は、小さい人間で終わる」と教えてくれました。

「未来を見据えて立派な人生を歩みたい」「少しは人類や社会に貢献する人間になりたい」と思うならば、良い努力をしなければいけません。
失敗している方は自分や家族など周りのことしか見えていないのです。

だから、先がどうなるかも分からずに進んでいるのです。麻痺しているので、傷みさえも分からなくなっているのです。つまり、自分の人生が分からなくなっているのです。

なぜなら、今まで自分や家族のことしか興味がなかったので、周りが見えなくなったのです。ということは、自分のことさえも知らないものだから、善悪の判断がつかなくなったのです。それは親が悪いのです。

小さい時に育ての母は「真理を知らずして人にあらず」と教えてくれました。育ての母は小学校六年までしか出ていませんが、「人間は真理を知るために生まれたんやで。だから、『真理を知らずして人にあらず』という言葉を覚えておきなさい」と教えてくれたことを覚えていまます。

でも、それは歳と共に忘れていくのです。昔からある小学校の校歌には、歌詞に「真理」という言葉があるのです。当時の日本人は、人間は真理を知るために生まれたということを知っていたのです。

小学や中学の道徳の学習指導要領や教育基本法にも「真理と正義を心から希求せよ」と書かれています。真理と正義を強く求めなさいということが、日本の教育の根幹です。ですから、正義に生きる方しか真理は理解できません。

木でたとえれば、大地に肥料をあげても、正義心のない、自己中心の木には根が張らないのです。真理が分かるようになると、この世の物は必要なものは手に入れて下さるのです。

しかし、真理が分からない方はこの世の物に人生を懸けているから、この世の物で苦しむのです。真理を求める方はこの世の物に人生を懸けません。だから、見えない力で守られるのです。それくらいの気構えがなければ、真理は分かりません。

真理は光です。真理は愛です。ですから、真理が分かると光や愛の人間になれるのです。それには、自分のことしか考えない方はなれません。

真理とは、土でたとえれば土壌です。正義の心がない方は、真理の花は咲きません。一度しかない人生を人類のために貢献したいという、浄(きれ)いな心の中から出てくるのです。そのような心根の方だけが、真理が理解できます。

私は、日本が道徳に満ちた国になる事と命を大切にする国になる事により、真理の国になる事を心から願い、お手伝いをして下さる方と一緒に活動します。ベストグループは、自分が道徳や命が分かり、真理が分かる人間を育てているグループです。ありがとうございました。

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