衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第7巻より
2014年(平成26年)12月21日 ベストグループ九州地区見聞会③
病気になる方は失敗者の方が多いようです。遺伝子科学では、ネガティブで否定的な人生を歩む方は、体の細胞は良くない遺伝子が出やすくなると言われています。こういう方は、付き合って下さる方はほとんどいなくなるのです。なぜなら、ネガティブな人に何を言っても受け止めてくれないからです。
一方、成功している方に道徳や命について話しても「素晴らしいですね、頑張ってください。でも、私たちも素晴らしいことをしているから大丈夫です」としか言いません。
ですから、どちらも難しいのです。
永遠に幸せになる方法を望んでいる方はどのような方でしょうか?
事業家時代、会社が潰れかけてこれでもうダメかと思った時に「神様、助けて下さい」と手を合わせました。私はその時、初めて偉大なる存在にお願いをしたのです。
その時、「溺れる者は藁(わら)をも掴(つか)む」という諺(ことわざ)の意味が分かったのです。一本の藁にすがっても溺れるに決まっています。「藁をも掴む」とは目に見えない存在に縋(すが)るということだと分かりました。私は本当に縋りました。
激性(げきせい)はプラスで、創造の力という意味です。鈍性(どんせい)は失敗者の心です。浄性(じょうせい)は永遠に幸せになる心です。何をやっても成功するのが浄性です。一時的に成功するのが激性、永遠に失敗するのが鈍性、永遠に幸せになるのが浄性です。
皆さんはどちらを選びますか?
永遠に幸せになる方を選ぶのが当たり前です。誰もが永遠に幸せになりたいと思っています。ですから、永遠に幸せになる方は浄性で、素晴らしい人格者の方です。浄性のみが永遠の幸せを経験します。これは知識だけではなれるものではありません。浄性な人は何をやっても、永遠に成功するのです。
プラスとマイナスは表裏一体ですから、一時的に成功する方はいつマイナスになるか分かりません。しかし、浄性の人はプラスとマイナスを通り越した方ですから、素晴らしい人格者になるのです。浄性な人だけが、目には見えない存在に通じるように創ってあるのです。
激性の人は、この世の幸せを手に入れるためだけに目に見えない存在に手を合わせる方です。成功者は先祖を大事にしたり、感謝をしたり、目には見えない存在に手を合わせているのです。成功している間は、目に見えない存在に手を合わせるようになっているのです。
しかし失敗した方々は、昔の私も含めて、目に見えない存在を否定し、信じることができない人間になっていたのです。
一方、浄性な人は目に見えない存在に繋(つな)がるように創られているのです。浄性な人とは、人格が本当に素晴らしい方です。
私は小さい時、育ての母から命の大切さを教えられて、目に見えない存在を受け入れていました。社会に出るまでは無意識に神仏には手を合わせていたのです。
ところが、成功するとだんだんと「これは俺の力だ」と思うようになり、目に見えない存在を認めなくなってきたのです。そして、気がついたら鈍性に落ちていたのです。その時に偉大なる存在に縋りついたら、また成功者にならせて頂きました。
成功と失敗は表裏一体です。私は一度の失敗を経験して、もう二度と失敗することは嫌だと思いました。永遠に幸せになる方法を知りたいと思い、インドへ行きました。
インドへ行って百回以上、二十一年間で日数にして二千日は滞在していたと思います。そして気がついたら、偉大なる存在があちらの方から繋がらせて頂いたかも知れません。
あなた方はお金に人生を懸けて、どれだけお金が貯まったのですか。仕事に人生を懸けて、どこまで成功なさったのですか。
成功したいと思うのならば、成功する人間になれば良いではないですか。
しかし、あなた方は自分の人格を磨かずして成功を望んでおられるのです。自分を磨かないでどうして上手くいくのですか。宝石でも、磨くから光が出るのでしょう。磨いてもただの石ころもあれば、磨いたら光る石もあります。私は、ほとんどの方は磨いたら光る方だろうと思います。ありがとうございました。
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