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ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第11巻より

2018年(平成30年)9月23日 ベストグループ北関東見聞会 ②

父は国鉄マンだった時、私を肩車して、一時間くらいかけて通勤しました。昼休みになると、父が作った弁当を二人で分けて食べました。父が働いている間は一人で父の職場で遊びました。おそらくその姿を見て、父は仕事よりも私を育てる方を選んだのでしょう。

ある時、他の女性が父に、「男手一つで晃ちゃんを育てるのは大変でしょう。子供が欲しいところがいっぱいあるのだから、よそにやったらどうか?」と話しているのを聞きました。しかし父は、その時に「この子はどんなことがあっても、わしの手で立派な子に育てる」と言ったのです。

その父の言葉を未だに覚えているのです。その言葉を聞いて「お父ちゃんが喜ぶ人間になろう」と思ったのです。父親、母親の言葉で子供は育つのです。「三つ子の魂百まで」と言って、親の教え方で子供の人生が決まるのです。

今の親は子供に何を教えているのでしょうか。「お金が大事だよ」と子供に教える親が多いのです。では、そんなにお金が大事ならば、お金持ちになったら良いではないですか。しかしお金があっても、子供はどのように育つか分かりません。子供に教えるべき、もっと大事なことがあるはずだと思います。

私も二歳半で生みの母に置いていかれたということは、正直に言って心が傷つきました。しかし、父の私を思う心は並ではありませんでした。父は国鉄マンを辞めてまで、真剣に私を育ててくれました。だから、「大きくなったら父が喜ぶ人間になろう」と思ったのです。

子供を育てるということは大変なことです。しかし、今の子供はそれを知りません。一人の子供を育てるのに、父親と母親は真剣に育てているのです。しかし、「自分は一人で大きくなったのだ」と、皆、思うのです。

しかし、親がいなければあなた方は存在しなかったのです。私は三十歳から、父と育ての母にずっと仕送りをし続けました。働いたら親に仕送りをするのは当たり前でしょう。生んで育ててくれた親に対する、感謝の気持ちの表れです。

そうすると、「子供が仕送りをしてくれた」と言って、親は喜ぶのです。私が言いたいことは、親に感謝をすることが子供の役目だということです。それが道徳ではないですか。

今の子供は親に感謝する度合いが少ないと思います。もしも、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんがいたとしたら、おじいちゃん、おばあちゃんが一番大事ではないですか。

おじいちゃん、おばあちゃんがいるから、お父さん、お母さんがいるのではないですか。インドでは、子供たちは、家に帰ったらまず、おじいちゃん、おばあちゃんの御足に額をくっつけます。

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